2022年 1月 18日 町田校紹介8日目『改過自新』【東進ハイスクール町田校】
【あらすじ】
4月から高校3年生になった「私」。この夏休みは毎日勉強尽くしだった。そして今日はついに勝負の日。2カ月に1度しかない共通テスト本番レベル模試*。さらに、8月のものは仮想本番だ**。今までの勉強法が正しかったのかを測るためにも、全力で臨みたい。
* 東進では、偶数月に「共通テスト本番レベル模試」を実施している。2カ月に1度行われる模試で実力試し、ということだ。
** 夏休みに行った勉強の成果を試すため8月に実する共通テスト本番レベル模試は、仮想本番と呼ばれる。夏休みまでに行った勉強の成果を遺憾なく発揮し、過去に合格した先輩が同時期に取っていた点数を超えることを目指す。ここで目標点を超えられれば合格は近い。逆に、ここで目標点を超えられないと志望校の壁はかなり高いということになる。8月の点数と実際の合格実績は、かなりの確率で比例する。それほど重要な模試だからこそ、仮想本番という名前が付いているのだ。
※この物語は、4月頃に一度掲載している。過去に読んだことがあるそこのお方は、ぜひ復習のために先を思い出しながら読み進めていただきたい。
会場に着く。おっと、受験科目で教室が割り振られているようだ。私の教室は、と……。
会場は4階のようだ。席につこう。
試験開始まであとどのくらいだろう。時計を探す。
「な……!?」
なんと、教室には時計が設置されていなかった。なんたる失敗。時計など持っていない。これでは、試験中に残り時間が分からないではないか。
一旦落ち着こう。普段通りのスピードで解けば大丈夫なはずだ。今回は時計無しで乗り切ろう。試験開始時刻まではスマホで時間を確認すれば良い。
試験開始は何時だったか。受験票を確認する。
「な…………!?!?」
なんてこった。受験票がない。出発前に家で確認して、そのまま机に置いてきてしまったらしい。受験票にはシール***も付いているのに……。仕方がない、スタッフの人に受験票を忘れたことを申告して相談しよう。
*** 受験票についているQRシールを、当日個人マスターという用紙に貼り付けるのだ。
今回はどうにかなるようにしてくれたようだ。ありがたい。幸いにも黒板に時間割が書いてあったため、試験開始時間は分かる。あと30分あるな。
さて、落ち着くためにも勉強をしよう。過去に間違えた数学の問題を解き直そうか。
「な………………!?!?!?」
筆箱が、ない。昨晩遅くまで勉強をしていたから、机に置いてきてしまったのか。
焦る私。高まる心臓の鼓動。どうする。さすがに筆記用具がなければ模試は受けられない。周囲を見渡す。知り合いはいない。隣の席にはまだ生徒は来ていない。借りることもできない。どうする!?どうすればいいんだ!?
スマホを確認する。試験開始まであと25分。
よし、買いに行こう。
試験開始直前に、時計と筆記用具一式を持って教室に駆け込む私。とても平常心では受験が出来なかった。
これを読んでくれているそこの君。私と同じ過ちは繰り返さないでほしい。
万全の状態で試験に臨み、志望校合格に近づこう。
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