2019年 6月 24日 受験における基礎を養う【東進HS町田校】
みなさんこんにちは!
埼玉大学工学部に通っている
3年生担任助手芦田隼高です。
梅雨の時期で雨の日が続きますね。
天気予報をしっかり見て、
傘を持っていくのを
忘れないように気を付けましょう!
突然ですが、
皆さん絵は上手に描けますか?
絵はセンスがないと書けないと
思われる方も多いかと思いますが、
実はそんなことはなく、
理論をしっかり学ぶことができていれば
誰でも上手に描けるものです。
その証拠に東京芸術大学に現役で合格した生徒は
中学から高校にかけて数学が得意だった
と言うことがわかったそうです。
これは論理的に絵を描く基礎を学ぶことが
できていれば誰でも上手に描けると言うことなのです。
それでは大学入試における基礎とは何でしょうか?
今日は基礎の勉強についてのお話をしていきます。
基礎とは?
大学入試における基礎
大学入試における基礎とは何でしょう?
それはおそらくセンター試験が最も有名であると思います。
実際にセンター試験を作成している
大学入試センターのHPには以下のような記載があります。
“大学に入学を志願する者の高等学校段階
における基礎的な学習の達成の程度を
判定することを主たる目的とするものである”
そのため、大学入試を行うにあたって
自分の基礎力を試す最も有効なツールが
センターレベルの問題を受けているか
どうかが判断の基準になります。
とは言え、受験生でもない限り
センター試験を得点することは困難なことです。
なので今日は初学における基礎の大切さ、
その学習の仕方について話をしていきます。
基礎とは全体把握である
本を探そうとするときに
図書館のように項目別で整理されていれば
容易に見つかるかと思いますが、
本が無作為に積み重なっている中から
探している本を探し出すのは大変困難です。
知識を引き出すときも同じことが言えて、
頭の中が図書館のように
整理されている状態であれば
容易に知識を引き出すことができますが
それができてないと
時間がかかったりミスをしてしまいます。
基礎を学ぶと言う事はそれに似ていて、
勉強しなければならないものの
全体像を把握することが
役割の1つだと私は思います。
例えばマンガで日本の歴史を読むことで
簡単な日本史の全体像を知り、
日本史が得意になったという人を
周りで見かけたことありませんか?
実は人間の記憶の
メカニズムの観点からしても
基礎を大切にすることが有効で、
人は新しいものを記憶するときに
古い知識として既に存在するものに
まるで木の幹に枝葉を
付け加えるような形で
記憶するそうです。
なので、木の幹となる基礎力が
確固たるものである程枝葉としてつける
応用力は豊富になるのです。
具体的勉強法
アウトプット主体で取り組む
インプットとアウトプットの
最適な比率と言うものをご存知でしょうか?
よく言われるのは
インプット3に対してアウトプットは7
が良いのではないかと考えられているそうです。
つまり新しく学んだことも
基礎的な問題集を解きながら
学習していく方が記憶にも残りやすいのです。
以前黒田先生が更新していたホームページに
記憶の段階についての話がありました。
こちらも興味深いのでぜひ参考にしてみてください。
覚えたものを忘れない
最後に、いちど学習したものを忘れないための工夫
についてアドバイスしたいと思います。
人間はどうしても忘れてしまう生き物です。
それを解消するためには
繰り返し学習する必要があります。
一度覚えたものを忘れてもう一度覚え直す
という無駄な作業を省略することができれば
より短い時間の間に多くのことを
吸収できるようになります。
なので忘れかけた時にもう一度復習をすることが
長期的な記憶につながるのです。
人間の記憶について研究をされている
ピョールト・ウォズニアック氏によると
最適な復習をするタイミングと言うものがあるそうです。
それは、
1回目の復習は1、2日後。
2回目は7日後。
3回目は16日後。
4回目は35日後。
そして5回目は62日後
というものです。
人間は忘れかけたときに復習をすると
海馬がそれらが大事な情報であると認識をし
脳のメモリに貯蔵するようになりそうですので、
効率の良いタイミングでメンテナンスを行い
定着させられるように工夫をしてみてください。
基礎ができているかどうかで
大学受験は決まると言っても過言ではありません。
残り時間が短いからといって基礎を怠ってしまえば
後々後悔することになります。
決して焦りすぎることなく
確固たる基礎を築くことができれば
後で必ず良かったと思えるはずです。
基礎は大事にしていきましょう。
さて、ただいま東進ハイスクール町田校では
夏期特別招待講習を実施しています。
この夏基礎を固めたい方、
応用力をつけたい方も
ぜひこの夏に力をつけましょう!
スタッフ一同校舎にてお待ちいたしております。