2020年 2月 25日 自己管理の方法~林田ver.~【東進HS町田校】
こんにちは!
担任助手1年の林田喬介です。
現在、慶應義塾大学法学部法律学科に通っています。
2020年度の受験が終わりつつあります。
残すは、国立大学の前期/後期試験、
私立大学の後期入試のみ。
受験生の結果を聞いていると、
どれだけ努力していても、
結果が出ないことを正当化することはできないと痛感します。
学習し改善していることを示せなければ、その努力に価値はない。
ただ、努力をしていれば良いわけではない。
冷たく聞こえるかもしれませんが、
より上のレベルを目指すなら、
これくらい自分にシビアになる必要があるのだと改めて気付くことができました。
さて、本日のテーマは”自己管理の方法“です。
上述した様に、
自分にシビアになるにはどうすればいいのでしょうか?
そこで今回は、
自身をシビアに保つためのマインドセットを提示していきたいと思います。
<失敗は成功のもとではない>
発生した失敗の直接原因と、その奥にある根底原因を究明する
「失敗学」
という学問領域があります。
その権威である、東京大学名誉教授の畑村洋太郎氏は著書において、
「失敗は成功のもとではなく、放っておくと人間は必ずと言っていいほど、同じ失敗をする」
と述べています。
人間は一度やったミスを繰り返します。
(私も担任助手業務で同じミスをして注意されてしまうことがあります…汗)
これは受験本番や模試においても同じです。
では、同じミスを繰り返さないためにはどうすればいいのでしょうか?
①「ヒヤリ・ハット対策」
「1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300のヒヤリ・ハットが存在する。」
これは労働災害の分野でよく知られている
「ハインリッヒの法則」です。
ヒヤリ・ハットとは、
大きな災害や事故とはならなかったものの、
そうなってもおかしくない些細な事例のことを言います。
例えば、原子力発電所の廃炉作業を担当しているある会社では、
作業現場におけるヒヤリ・ハットを全員にしっかり共有することで重大事故を未然に防ぐ工夫をしています。
これは、受験勉強にも当てはまるのではないでしょうか?
皆さんは、授業で学んだ内容であるにも関わらず、
模試で同じミスをしてしまったという経験がありませんか?
確かに、
一回の模試でのミスなど些細なものにすぎないかもしれません。
しかしながら、
その積み重ねが受験本番における重大事故を引き起こすというのは、
労働災害と同じではないでしょうか?
②「失敗博物館をつくれ」
繰り返しになりますが、
人間は失敗を繰り返す生き物です。
すなわち、過去のデータから受験生が間違いやすい問題も把握が可能なはずです。
授業中に、先生が何度も指摘する箇所がありませんか?
これらの問題は受験生のレベルで間違いやすい・読み違いやすいものをピックアップしたものです。
しかしながら、新しい参考書や問題集を買うといった「攻めの勉強」を優先する受験生が多いように感じます。
「人間は一度やったミスを繰り返す」ことを前提とすると、
模試などで犯したミスは本番でも繰り返す可能性が高い。
それならば、ミス防止のような「守りの勉強」の方が投資する価値が高いように思えないでしょうか?
以上が、“林田流”“自己管理の方法“でした。
今回は、学習面における自己管理について述べてみました。
リスク管理においては、
メタ認知がとても重要なファクターとなるということが伝わったでしょうか?
(注)メタ認知・・・自分の認知を認知するという認知心理学の用語
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