2019年 10月 6日 教養で横断的学びを【東進HS町田校】
皆さんこんにちは
3年生担任助手で
埼玉大学工学部に
通っている芦田隼高です。
まだまだ暑い日が続きますね。
とは言え10月ですので
寒さ対策も
少しずつしていきたいところですね。
今日は大学進学後の勉強について
お話をしていきたいと思います。
大学は入学段階で
学部学科で既に分かれていることが
多いですが、
1年生の間は
教養科目を習うことがほとんどです。
そして徐々にメインの授業が専門科目に
移っていくと言うのが一般的な流れです。
そこで今日は教養科目が
どのように役立つのかについて
具体例を踏まえながら
話をしていきたいと思います。
教養を学ぶ理由
そもそも教養を学ぶ意味とは
何なのでしょうか。
私が思うに教養を学ぶ1番大きな理由は
学問を横断することができること
ではないかと考えています。
ある具体的な内容から抽象化をし、
自分が専門としている分野あるいは
他の実生活における考え方に応用することが
できるのが教養を学ぶ利点だと考えています。
少し想像しにくいかと思いますので、
具体例を交えて話をしていきますね。
音楽から得た知見
一時期音楽について勉強することがありました。
皆さんは楽器の音を
どういう風に識別しているでしょうか。
これはトランペットだ、
これはクラリネットだ、
これはトロンボーンだと
どうやって聞き分けているか
説明できるでしょうか。
実は人間は、音の違いを
音の鳴り始めと鳴り終わりの部分で
何の楽器かを判別しています。
なので、
仮にそ音の始まりと
終わりを切り抜かれたら、
それを判別するのは
専門家でも不可能なのだそうです。
ですが、実際に曲として完成するときは
それを伸ばしたり
重ね合わせたりしますよね。
曲が、楽器の識別ができる
鳴りはじめと鳴り終わりだけで
構成されている
なんてことはないはずです。
なので、音楽は様々な
「変化」を利用していると
考えることが出来る
のではないでしょうか。
例えば他にも、
①演者の表現における変化
→主線が行ったり来たりします。
奏でる音や表現の仕方を変えたりも。
②メロディにおける変化
→同じメロディの中でも、
打楽器を加える・加えない
などの変化を加えていきますね。
③動↔静間における変化
→音がなっている状態から
鳴り止んでいる状態への変化。
といった「変化」を色んな形で
音楽の中で起こしています。
なので、音楽には
あらゆる「変化」を楽しんでいるのです。
そこで生まれる抽象化が、
「人は変化に魅了される」
ということです。
こうして抽象化された事象が、
実際にあらゆる場面でも
当てはまることがあるのです。
単調では注目されない
具体例をあげてみましょう。
普通の人が普通に職についたとき、
感動したり、心動かされることは
あるでしょうか。
ここで、
隣のデスクに同期で入社した同僚が
いるとしましょう。
仮にその人が
学生時代に相当やんちゃだったとします。
そうしたらおそらく、
その人はまるで良い事をしたかのごとく
あしらわれ、ちやほやされたり
人気になりそうですよね。
同じ会社に、同じ時期に入社したという
結果は同じなのに、です。
つまり何が言いたいかと言うと、
何の波もない普通の人生を送って来ていただけの自分には
話題性や人を引き付ける魅力がないのに、
人生の波が大きいほど人々を引き付けるということです。
要するに、
「人は変化に魅了される」
ということが言えるのです。
受験にも役立てよう
この「人は変化に魅了される」
というのは受験にも転用できます。
苦手科目を連続して取り組んでしまっていませんか?
単調で、同じことをずっとやっては飽きてしまいますよね。
そこで、科目を変えてみましょう。
「変化」を与えましょう。
どうでしたでしょうか。
教養を学ぶことは自分の世界を
広げることが出来ます。
専門科目に熱狂することも勿論
素晴らしいことではありますが、
横断的に幅広く学問を深めるのも
学問の魅力です。
ぜひ大学では教養のある人財を目指して
勉学に励んで下さいね。
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